前職までの経験などを簡単に教えてください。
塾や予備校(主に集団授業)での講師の後、基本的な文法事項をきちんと個々に叩き込む指導の必要性を感じ、県内某所に英語専門塾を開設しました。出産のため事業を整理して一時的に専業主婦となりましたが、その後子育てと並行して、通信教育の添削指導員として和訳英訳英作文の指導を行っていました。添削指導をするうち、実際に直接授業を行いたいという気持ちが強くなり、塾を探すことになりました。
当社への入社理由や経緯などを教えてください。
『理数個別指導学院』という名前から、理科や数学のスペシャリストが多く在籍している印象を受けました。そのため、英語の先生が手薄で今後増やす予定なのかな、と勝手に考えて応募しました。また、理数の専門家がいれば、私のところには数学や理科の授業をしてくれと言われたり、生徒から質問を持ってきたりされないだろうとも感じました…(笑)
教える科目は英語だけでよいというのが最大の魅力です。大手塾にいたころは、研修などもそれほどないまま、中学生に5科すべて授業を組まれ、そんな無責任なことを子供にしてよいのかと感じていました。各科目の専門家を雇うようにしているから授業の質が保証されているのだと納得しました。
英語のみでよいのなら、指導に不慣れなその他の科目の膨大な予習に時間を取られることもありません。自分の好きな英語の勉強だけ日々していればよいので気が楽です。
会社としての魅力としては、社員として雇用されつつ、授業を受け持つことができるという点もすばらしいです。どの校舎にせよ県内にあり通勤しやすいですし、午後からの勤務で週休2日(日曜日休校)というのも、もう20代の頃のように朝から晩まで週6日働くことが難しかったので、大変ありがたかったです。英語講師としては数年ブランクがあり、なおかつ小さな子供もいる私ですが、ここに縁があり嬉しく思いました。
入社から今まで ①意識して努力したこと ②苦労したこと ③成長できたこと はなんですか。
①意識して努力したこと:入社前までは高校生以上に指導することが多かったので、小中学生の生徒さんにどのように接したらよいか、他の先生方を観察しました。現在まで一貫して、どんな仕事も頼まれたら瞬時に取り組むようにしてきました。失敗を恐れずに、修正しながら仕事をすればよいという気持ちで日々過ごしています。
②苦労したこと:私立中学や私立高校に関する知識がほぼゼロでしたので、覚えるのには非常に苦労しました。上長の先生からの細かく丁寧な研修に加え、自分で目の前の生徒のために調べ尽くすことで知識は増えていますが、入試制度など短期間で変更になることも多いので、キャッチアップできるよう日々アンテナを張って仕事をしています。また、「担任」は生徒の成績に責任を持つ仕事ですので、担当講師に授業で扱ってほしい内容を伝えるだけでなく、成績UPに欠かせない「生徒に勉強をさせる工夫」もそれぞれ行うので、担任生徒数が増えてくると大変ではありますが、個別ならではの仕事なので、やりがいもひとしおです。
③成長できたこと:上述の通り教務知識は少しずつ増えました。また様々な生徒さんと接しながら、どういう生徒さんにどのように接すれば信頼を得られるかなど、身についてきたと思います。このところは、内部の生徒さんの勉強用に映像を撮影・編集することもあり、「先生の動画見たよ~分かりやすかった!」と言って貰えるととても嬉しく思います。授業のクオリティもさることながら、編集の技術も磨きたいと思っています。
これからの目標や夢を教えてください。
コロナ禍で初めて緊急事態宣言が発令され止む無く休校にせざるを得なかった際、当塾では内部の生徒さんに「無償」でオンライン指導を行ったことをきっかけに、オンラインでも何か生徒さんのためにできることはないか、と多くの社員が考えるようになったと思います。私は現在オンラインで授業を行っている生徒さんがいるのですが、対面でなくても質の高い授業を提供しつづけられるよう日々研鑽していきたいと思っています。これは私が勝手に(笑)考えていることですが、様々な理由で、自宅にいたまま授業を受けたいと思う生徒さんは多いので、そういう生徒さんに寄り添うべく、ほかの科目の専門家とチームになり全科目対応のオンライン特化の理数個別分校を作り、責任者に就任したいです。これで地方在住者、家から塾が遠い等、日本全国多くの生徒さんの役に立つことができると思っています。対面指導の必要性が無くなることはないですが、対面指導ができない生徒さんにも何かできることがあればしたいと考えています。また、引き続きYouTube等に、自分の英語の授業動画をどんどん上げ、すべての文法事項を網羅させたいです。
どんな社員の人が多い会社だと思いますか。またどんな人が活躍できる会社だと思いますか。
様々なフィールドで活躍してきた方が多くいるので、どんな人でも受け入れられると思います。他校舎の先生方とかかわる機会もありますが、底抜けに明るい方も、物静かな方も、既婚者も独身者もいて、本当に様々です。ただ全員に共通しているのは、それぞれが何かの科目の専門家であり、生徒さんのために全力で考えて動いているということです。上司が部下を支えるために全力ですので、がむしゃらに思うまま働けます。私も自由になんでも取り組ませてもらいながらも、困ったときには相談しつつ、のびのび過ごせました。『教室の環境改善のため、思いついたこと何でもやってみたい』というような行動力のある人には、最高ではないでしょうか。